債務整理 [事例3]
個人再生で1230万円の借金を240万円に減額
40代男性
債務整理方法 | 借金総額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
個人再生 | 約1230万円⇒約240万円 | 約18万円⇒約4万円 |
背景
Aさんは勤めていた会社が突然倒産してしまい、職を失ってしまいました。すぐに転職はできたのですが、給与は以前より下がってしまい、6人の家族を養っていくのが困難になりました。
そのため、Aさんは不足した生活費を補うために借入を重ねました。
その後、Aさんは転職して給与が上がったのですが、その時点ですでに借金が1200万円に膨れ上がっていました。返済を続けていくのが困難と感じたAさんは、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
対応
Aさんは住宅ローンの残っている自宅を所有しており、家族もいるので住宅だけは残したいというご希望でした。
そこで、自宅を処分することになる自己破産ではなく、住宅ローン特則つきの個人再生手続で進めていくことをご提案いたしました。
Aさんの世帯では、Aさんと奥様の収入がありましたが、教育費など子どもにかかる費用の支出が多いため、決して余裕のある生活状況ではありませんでした。
個人再生手続は、住宅ローン以外の債務を圧縮できますが、圧縮した債務を3年から5年かけて返済していかなければなりませんので、Aさんが今後継続的に返済していけるかどうかが重要なポイントとなりました。
結果
返済期間を3年あるいは4年とした場合、毎月の返済額が大きく、Aさんが継続的に返済を続けていけるかどうかについては不安が残りました。そこで、Aさんの生活状況や今後の教育費の推移なども裁判所に説明したうえで、5年間での再生計画案を提出したところ、裁判所に認可してもらうことができました。
その結果、約1230万円あった借金が約240万円に減額され、月々の支払も約18万円から約4万円に減額することができました。
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